訪問業者には気を付けて!
ダイコウでは【知らない業者は屋根に上がらせない】というご忠告をホームページやプリントでお知らせしております。
何故なら、訪問業者の中には虚無の結果を報告したり、周りの家屋の屋根を見るための目的で屋根に上がりたがる業者も多く居るからです。
虚無の報告にも色々な形があります(業者の集まりで報告された例)
・始めから漆喰の欠片をポケットに忍ばせて「漆喰が落ちていましたから修繕しましょう」と言う。
・別の家屋の破損箇所を拡大した写真を見せる(大きすぎる画面で自宅かどうか判断不能)
・屋根に上がってからスレート材を踏んでヒビを入れて写真を撮る。
・棟押さえ(屋根の山を抑えている板金)を自分で曲げる。
……色々な悪どい工作が見られます。
最近、ダイコウで実際にあった例を画像と共にお知らせします。
2019年にダイコウで屋根工事を施工したお客様宅です。
お客様のお話では……
訪問業者がきて「近くで工事していて、お宅の棟の釘が浮いているのが見えたのでお知らせに来ました。見てあげましょう」と言われたので屋根に上がらせたところ、その箇所の写真を撮って見せてくれた。本当だった。釘が浮いていた。屋根工事して数年しか経っていないのに……
とご不満でした。
営業担当が工事した職人と一緒に屋根に上がらせて頂いたところ、衝撃な状況が!
ご覧ください。
釘が浮いています。
注意してみていただきたいのは、釘の上部周辺
上部の棟押さえに白い傷がついています。
これは、釘を人為的に抜こう、浮かそうをして工具を使い、棟板金に工具が当たった痕です。
自然災害では、この様な傷は付きません。
屋根工事でも、一度ちゃんと打った釘をわざわざ浮かせるでしょうか。【否】です。
経年劣化ではどうでしょうか。2019年に鋼板屋根を被せているので、経年劣化は考えられませんし、経年劣化の場合、他の場所も同じように劣化症状が見られます。
では、どうしてこのようになったのか……
一番考えられるのは……訪問業者が上がってから工具を使って釘を浮かせた……
訪問業者がお客様に提示した写真では、角度が違って傷が見えない様に撮れていた、との事でした。
他に、ダイコウが遭遇した人為的屋根の被害としては【棟押さえの曲がり】です。
人が力で曲げた棟押さえと、強風などで曲がった棟押さえの形状は全く違います。
見ると「あぁ、これは曲げたな」と分かるのです。
釘が浮いていても、棟押さえが曲がっていても、それが人為的であるとわかれば火災保険の利用は出来ません。お客様が自費で直さなくてはなりません。余計な出費ですし、ご自宅を痛められたのです。
そんな被害を防ぐには、口酸っぱいようですが、しつこいようですが……
【知らない業者には屋根に上がらせない、家の中に入れない、敷地内に入れない】
が大事です。
(床下点検と言って室内に入って来る者、外から調べましょうと敷地内にどんどん入る者がいます)
もし、知らない訪問業者が来て「屋根材が浮いているようだから、見てあげますよ。ちょうど近くに居たから。このままにしておくと雨漏りして大変になりますよ。」と言って来たら
【うちは決まった業者がいるので結構です。そこに見て貰いますから】
とハッキリと断りましょう。
訪問業者の全てが悪いとは言いませんが、警戒して損はありません。
そして、営業年数が長く、地元に根付いた知っている業者に屋根点検をして貰って下さい。
弊社、ダイコウでも、ここ数年のお問合せが多く、無料屋根点検を行っております。
ホームページでもご案内しています【こちら】
知らない訪問業者や職人風の人が来たから心配……
そのような時には、地元で営業52年のダイコウへご相談下さい。