リフォーム工事の価格の考え方
1. 見えないモノにお金を払うという事
リフォームの仕事は施工中や完成した様子、
その後の対応が事前に目に見えない、職人が作り上げていく請負業です。
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その完成品の見えないものに対して、
お客様はリフォームの工事を業者と契約し、
工事を依頼することになります。
リフォームが初めての方に関わらず、
それはやっぱりとても心配なことでしょう。
では、どうやって数多くのリフォーム会社から選べば良いのでしょう?
一番分かりやすい判断として、基準は価格で比べる方も多いでしょう。
でもちょっと待ってください。
【見える物を購入する時】と
【見えないモノを購入する時】とを考えてみましょう。
【見える物】新車が分かりやすいでしょうか。
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車は各ディーラーの工場で車種とランク別はあれど、
一貫して製造されています。
ショールームに行けば実際に実物の車を見る事ができます。
どこのディーラーで買っても商品や対応・サービスは一緒。
それならば、できるだけ安く購入したいですよね?
【見えないモノ】奥様、美容院はどうされていますか?
美容院も「出来上がり」という
【見えないモノ】を購入する場所です。
スタッフの対応・お店の評判・スタッフの腕、
そして、何よりも【出来栄え】。
カット・パーマをするときに、一番安い美容院を選んでいますか?
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リフォーム工事も【見えないモノ】を買う場所です。
そして、金額はもっと高くなります。
リフォーム会社はどこも同じではありません。
さぁ、リフォーム会社をどうやって選びましょうか。
次は、相見積もりの時の注意点をお話ししましょう。
2. 見積もり金額でリフォーム会社を選ぶのは要注意
リフォームされる時、
相見積りを取るお客様が増えてきています。
当然、少しでも安くしたいという気持ちは消費者としての本音でしょう。
けれど、リフォーム会社にとって
相見積りは競争相手を増やすことになり、
あまり歓迎されることではないのです。
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しかし、どこの会社も本音は仕事が欲しいから、
ついつい、ディスカウント合戦で
仕事を取ろうとする傾向になります。
特に自社に職人さんを抱えているところは、
その職人さんを遊ばせることがないようにと、
利益を度外視した仕事の取り方をしているところも少なくありません。
一方、消費者の方は相見積りで迷ってしまい、
後々後悔する方が大変多いのです。
一番多い答えが、見積もりで
一番安いところにお願いして失敗したという答えです。
一般に、建築コストは材料費プラス職人さんの工賃で構成されています。
近頃急激に増えているのが、
「安さ」を前面に打ち出したリフォーム店です。
安さを売る会社は、プランやサービスで
大きな差別化をできないところが多いです。
どうやって安く出すか…工賃の安い職人さんに依頼するか、
自社の利益を削るしかなくなってきます。
工賃の安い職人さんで工事をすると、
何かと問題の出るケースが増えます。
リフォームは現場で職人さんの知恵や工夫を
必要とする場合も多いので、差が出てしまいます。
そればかりか職人さんも、何とか利益を出そうとして
要らぬ知恵を使う人も少なくはありません。
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また自社の利益を落として仕事を取りにくる会社もありますが、
そのような会社は、よほど資金繰りに困っているか、
サービスが悪いかのどちらかでしょう。
結局いずれにせよ、「激安リフォーム」は、
お客様へのメリットは少なく、
逆に迷惑や後悔などのデメリットの話を聞く事が多いのです。
確かに「安さ」は魅力ですが、裏を返せば、
それなりの商品、それなりの材料、
それなりの工事、それなりの対応しか期待できないということなのです。
もちろんあくまで一般論なので、全てがこうだとは言いません。
しかし、リフォーム会社の事情を知れば知るほど、
ディスカウントしてくる会社に依頼するのは危険だということがわかります。
リフォームを依頼されるとき、最初からあまりにも安い業者、
またドンと値引くリフォーム業者は気をつけた方が良いでしょう。
逆に少々高くても、しっかりしている業者を選択した方が、
その後のアフターメンテナンス等も考えると結果的に安く済む場合が多いのです。
お客様が求めているのは何ですか?
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- 『金額の一番安い会社?』
- 『信頼できる営業スタッフや職人?』
- 『工事品質?』
- 『しっかりした保証?』
- 『知名度の高い大手会社?』
- 『地元で実績を積み上げている会社?』
求めるものによって、選ぶ会社が大きく変わります。
あなたはどんな会社に頼みたいですか?
長年その住宅に住み続ける予定ならば、
目先だけで囚われないようにしましょう。