梅雨と畳
畳は昔から日本で使われている床材ですね。
吸湿・保湿機能あり、夏の暑さを軽減させる肌触りがあります。
また、い草を編んで作られている表は弾力があるので、直接座ったり寝床を敷いたりした時に固すぎず心地よく過ごせます。衝撃を和らげますので足腰にも優しい床材です。
新しい畳のい草の香りは清々しく、気持ちをリラックスさせてくれますね。
日本には四季があり、梅雨の時期には湿度が高くなります。
梅雨の時期には、どのように畳の手入れをしたら良いでしょう。
まず、第一に換気です。
雨が降っていない時には、なるべく窓を開けましょう。
大きく開ける必要はありません。空気が流れる程度で良いのです(防犯を考えても・・)。
マンションなどで窓が無い場合や、窓を開けられない場合には、除湿器やサーキュレーターを利用しましょう。
つぎに表面に付着したホコリを取りましょう。
ホコリをそのままにしておくと、ホコリが湿気を吸ってしまいます。
湿気を吸ったホコリが畳に付いたままだと、畳が傷んでしまいます。
ホコリを取るのも大切です。
座敷帚をお持ちの方は、是非お使いください。
箒(ほうき)が無くても、掃除機で大丈夫です。
どちらも、畳の表面の織りの方向に沿ってかけて下さい。
織りの方向に沿って箒で掃いたり掃除機を掛けると、表面のい草が傷みません。
梅雨以外の季節でも、週に一度は換気をしましょう。
畳は1帖・2帖・3帖と敷いて行くだけのように思えますが、実はとても繊細な作業です。
1枚1枚の辺の長さを微調整しないと、ちゃんと部屋に敷き詰める事が出来ないのです。
ご自宅の和室のリフォームで、畳を新床にする時は一度見学されてみて下さい。
「ほほぉ~」と感心してしまう日本の技術です。
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